第29回特定非営利活動法人日本顎変形症学会総会・学術大会

ご挨拶

第29回特別非営利活動法人日本顎変形症学会総会・学術大会の開催にあたって

第29回特定非営利活動法人日本顎変形症学会総会・学術大会 大会長
近藤 壽郎 日本大学 松戸歯学部 顎顔面外科学講座

 第29回特別非営利活動法人日本顎変形症学会総会・学術大会を2019年(平成31年)6月8日(土曜日)から9日(日曜日)までを会期として、東京都千代田区の学術総合センター・一橋講堂におきまして開催させて頂きます。理事会、評議員会など関連会議および第15回教育研修会については、学術大会の前日の7日(金曜日)に同上会場において行います。
 第29回特別非営利活動法人日本顎変形症学会総会・学術大会のメインテーマを「プライマリーエンドポイントの再考」とさせて頂きました。意味するところは「顎変形症治療の到達すべきもっとも重要な目標はなにか」または「顎変形症治療の成否において、重要な評価項目はなにか」ということであります。
 現在、実際に顎変形症治療の診断・治療を行っている歯科矯正医そしてわれわれ口腔外科医は、なにを治すために顎変形症患者さんの治療にあたっているのでしょうか。咬合の形態回復でしょうか、咬合の機能回復でしょうか、顎機能回復全般でしょうか、咀嚼機能改善でしょうか、睡眠改善でしょうか、顔面骨格の形態修正でしょうか、または審美整容のためなのでしょうか。現在の顎変形症手術は、40年前と比較して、驚くべき進歩を遂げています。歯科矯正治療しかり、術前・術後矯正治療は格段に向上してきています。さらに画像診断技術の進歩は、精密な再現性により顎変形症の診断ならびに治療計画を一変しました。今回の学術大会では、近年の学術的・技術的発展によって、顎変形症治療のプライマリーエンドポイントが、変容してきているのかを見直す学術大会にしたいと考えております。
 学会テーマそのものとなる「プライマリーエンドポイントを再考する」というタイトルのメインシンポジウムを企画致しました。日本の顎変形症手術の草分けであり本学会初代理事長をお務め頂いた京都大学名誉教授の飯塚忠彦先生にご登壇頂き、当時先生が目指されたたプライマリーエンドポイントをご教示頂くとともに、先生が留学師事されたチューリッヒ大学のH.Obwegeser先生が顎変形症治療に対してどのようなお考えをお持ちであったかなどを拝聴し、さらにTexas大学のWH. Bell先生のもとに留学師事された経験のある山口芳功先生から、当時のBell 先生のお考えもお聞かせ頂き、その上で現在の本学会を代表する現役オペレータとともに御討論を頂きたいと考えております。その他メインテーマに繋がるいくつかのプログラムを用意致しました。「咬合と高次脳機能」と題して、咬合の変化によって生じる脳機能変化に関する先端的研究についてのシンポジウムを企画しております。さらに「顎変形症治療における連携医療 -施設形態の特色とエンドポイント-」と題する歯学部、医学部、総合病院、開業口腔外科などの各医業形態における顎変形症の連携医療に関するシンポジウムを企画致しました。その他に矯正歯科の会員の皆様を対象として「外科的矯正治療後の顎口腔機能改善を目指した訓練法」と題したシンポジウムを予定しております。以上のほかにも特別プログラムは多彩です。
 学会開催当日あたりは、梅雨入りの次期に当たります。天候は若干不安定かと思われ、最近では気温が30℃を超える日もあります。会員の皆様におかれましては、体調管理にご留意ください。おわりに日本全国の本学会会員の諸先生のご参加と、多くの御演題の出題をお願い申しあげて、第29回特別非営利活動法人日本顎変形症学会総会・学術大会大会長の挨拶とさせて頂きます。

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